【WBSS決勝井上尚弥の対戦相手】ノニト・ドネアを解説!【日本を愛する軽量級史上最高のボクサー】

WBSS

来る、2019年11月7日木曜日

WBSS決勝戦、井上尚弥VSノニト・ドネアの試合が行われます!

ボクシングファンはもちろんですが、そうでない方にとっても、

全日本人にとって待望かつ必見の、大イベントなのは間違いありません!

だってそうでしょう?日本のスポーツ選手が、世界でここまで活躍する事って、本当に稀ですよ!

特にボクシングは、世界で最もお金が動くスポーツです。真のトップに上り詰めれば、フロイド・メイウェザー選手やマニー・パッキャオ選手のように、たった1試合で、数百億稼ぐことも可能です!

そんなボクシングで、日本人が今まさに、頂点に上り詰める瞬間を、目の当たりにする可能性があるわけですから、日本人として、見ないわけにはいかないわけです。

ということで今回は、予習という意味も含めて、我らが日本の井上尚弥選手の対戦相手、ノニト・ドネア選手を徹底分析しようと思います。

・井上は知ってるけど、ドネアは知らん。

・ボクシングに詳しくないけど、WBSSを見てみたい。

という方は、今記事を読んで下されば、WBSS決勝戦をより楽しんでいただけると思います。

ぜひ最後までお付き合いください。

プロフィール

名前ノニト・ドネア
生年月日1982年11月16日(36歳)
出身地フィリピン
階級フライ級、スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級、フェザー級
身長168㎝
リーチ173㎝
スタイルオーソドックス(右利き)
戦績45戦40勝26KO5敗

5階級を制覇した、軽量級史上最高の選手の一人

ノニト・ドネア選手はこれまで、フライ級~フェザー級までの5階級で世界タイトルを取得しています。

そのなかには

・破格の強打と独特のスタイルでKOを量産したアルメニアの猛牛、ビック・ダルチニアン選手

・当時無敵の長谷川穂積選手を4回で葬り去った、フェルナンド・モンティエル選手

・日本が誇るモンスターレフト、西岡利晃選手

といった、強豪選手を圧倒的に打ち破った試合も含まれています。また、ビック・ダルチニアン戦とフェルナンド・モンティエル戦ではリングマガジンのノックアウト・オブ・ザ・イヤーに選ばれています。

通算2度の受賞は、歴代でドネア選手と、90年代から2000年代前半にヘビー級で最強を誇ったレノックス・ルイス選手の2人しかいません。

このことからも名実ともに、軽量級史上最高の選手の一人と言えるでしょう。

華麗かつ残忍なファイトスタイル

一撃必殺の左フック

ノニト・ドネア選手の魅力はなんといっても、フラッシュとも評される、

一撃必殺の左フックです。

この左フックで、数々の名選手をリングに沈めています。いや、切り落とすといった方が、適切かもしれません。

特に、日本が誇る名チャンピオン、長谷川穂積選手を4回で倒したことでも知られる、メキシコの2階級制覇王者、フェルナンド・モンティエル選手をノックアウトした試合は、圧巻の一言でした。

モンティエル選手に先に左フックを当てさせた瞬間に、自分の渾身の左フックをテンプルに叩き込む、正に肉を切らせて骨を断つような左で、モンティエル選手は痙攣し、側頭部は陥没する、戦慄のKOシーンでした。

間違いなく、ボクシング史上に残るKOシーンの一つでしょう。

抜群のポジショニング感覚を誇る、華麗なステップワーク

もう一つ武器がステップワークです。

縦横無尽によく動き、常に相手のパンチの届かない安全な位置をキープします。日本のレジェンド、西岡利晃選手との一戦ではそれが顕著に現れていました。

当時、西岡選手はWBCスーパーバンタム級名誉王者という立場です。ジョニー・ゴンザレス選手やラファエル・マルケス選手といった名選手たちにも勝利しています。

とくに敵地メキシコで行ったジョニー・ゴンザレス戦では、左ストレート一発でノックアウトし、現地メディアから、驚きと尊敬を込めてモンスター・レフトと評されました。

そんな西岡選手でも、ドネア選手ステップワークの前に全く手も足も出ませんでした。

西岡選手が、ドネア選手の左に警戒しすぎていたこともありますが、とにかく足が速いうえによく動き、全く視界にいないものだから、パンチを打ちようがないのです。

西岡選手は、あまりの手数の少なさにアメリカのファンからブーイングを受け続け、9回に右ストレートで沈められました。

この試合のドネア選手のあまりの超人ぶりに、同じ世界王者同士でも、日本と世界のあまりの差に少し落胆しましたね。

ジャブのように出す、ノーモーションの右ストレート

締めは、ノーモーションの右ストレートです。

普通、右ストレートは左ジャブを打った後にタメを作って打つ、KOパンチなのですが、ドネア選手の場合は、左ジャブのようにポンッ、ポンッと軽く打ち、相手の動きを止める役割としても使っていました。

しかし、軽く打つといってもそこは超人ドネア選手です。

鉄壁のディフェンスを誇ることで知られる、ウラディミール・シドレンコ選手相手に、この軽い右ストレートを多用し、顔面を崩壊させていました。

ボクシング観戦歴のそこそこある僕でもこの試合は、シドレンコ選手がかわいそうで見るのがつらくなりましたです。

この試合は見ておけ!

「ドネアの試合を見てみたいけど、どの試合から見ればいいかわからない!」と、いう方は

・フェルナンド・モンティエル戦

・ウラジミール・シドレンコ戦

の2試合を見るといいでしょう。

どちらも、全盛期ドネア選手の、鮮やかさと残酷さを兼ね備えた、エキサイティングなボクシングを堪能できるベストバウトです。

時間も短いので、気軽に見る事が出来るのも嬉しいですね。

大の親日家

試合ではえげつないKOシーンを量産するドネア選手ですが、私生活では実に紳士で、インタビューでも穏やかに話す姿が印象的です。

また、大の親日家という一面を持っています。

特に日本の映画や漫画、礼儀作法に深い興味を持っており

2010年のマヌエル・バルガス戦では、漫画「はじめの一歩」の主人公、幕の内一歩の必殺技である、デンプシーロールに影響された、

フラッシュ・ステップという技も披露しています。

来日もよくしており、WOWWOWエキサイトマッチでゲスト解説を務めたり(通訳付き)、

アナザースカイの西岡選手を特集した回で、ゲスト出演したりと、日本のメディアにも友好的です。

ドネア選手のような世界的なアスリートが、親日家だと聞くと日本人としては、やはりうれしくなってしまいますよね。

まとめ

そんな、強くて紳士なドネア選手ですが、ここ数年は歳の影響もあり、以前のような超人的強さは影を潜めています。

特に下半身に衰えが強く表れおり、以前のような驚異的なスピードと華麗なステップが失われ、左フック頼みの単調なボクシングになり、負けが込んでいます。

WBSSに出場するために、ベスト階級であるバンタム級に戻しましたが、運の良さも相まって、決勝に進出したものの、相手が井上尚弥選手では厳しいと言わざるえないでしょう。

しかし、僕にとってドネア選手は、大学生の時に、フェルナンド・モンティエル戦を見て衝撃を受けて以来、ずっとアイドルです。

これからのボクシング界の事を考えても、まだ若く才能の溢れる井上選手が勝利し、世代交代する事が望ましいけど、ドネア選手にあの伝家の宝刀左フックを1発、井上選手のこめかみに叩きつけてほしいという気持ちがあります。

複雑な気持ちですが、とにかく試合が待ちきれません。11月7日木曜日…みなさんも心して待ちましょう。

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