【WBSS決勝】井上尚弥VSノニト・ドネアを予想!番狂わせの可能性と井上の弱点も解説!

WBSS

2019年11月7日木曜日、さいたまスーパーアリーナで、WBSS決勝戦、井上尚弥VSノニト・ドネアが行われます。

世界のボクシングファンが注目する必見の試合であり、日本ボクシング史上最大のビッグマッチとも言えるでしょう。

ボクシングファンや関係者の間では、井上選手有利の声が圧倒的に多く、楽勝ムードすら漂っていますが、果たしてそうなのでしょうか?

そこで今回は、井上選手とドネア選手を比較し、どの様な試合展開になるか予想したいと思います。また、

・井上選手の弱点

・井上選手が負けるとしたら?

についても触れていますので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

両選手については、下記の記事でも詳しく書いてますので、合わせて御覧になるとより楽しんでもらえると思います。


それではいってみましょう!

二人の肉体を比較

井上尚弥ノニト・ドネア
身長165㎝168㎝
リーチ171㎝173㎝

まず、両者の体格を比較したいと思います。

身長では3㎝、リーチでは2㎝とデータ上ではフェザー級でも戦っていた、ドネア選手が上回ります。

しかし、元から筋骨隆々ではないドネア選手、最近は加齢によりさらに筋肉のハリが無くなり、ボクサーとしては若干物足りない体に見えてしまいます。

逆に井上選手ですが、年齢的にも肉体的にも全盛期です。筋肉のハリが違います。

特にバンタム級に上げてからは、全盛期アントニオ猪木を思わせる、羽の生えたようなバッキバキの広背筋が凄まじく、秒殺KO連発もうなずけます。

体の厚みも井上選手の方が上回り、フィジカルでは、若さという意味も含めて、井上選手に軍配が上がるのではないでしょうか?

「現」怪物の井上と「元」怪物のドネア

井上選手のバンタム級に上げてからの試合は、全て一流選手相手の秒殺劇であり、試合をするたびに世界に衝撃を与えています。

少し振り返ってみましょう。

・WBAバンタム級王者、ジェイミー・マクドネル選手を、初回にガードの上から殴り倒す。

・元WBAバンタム級スーパー王者、ファン・カルロス・パヤノ選手を、初回に矢のような高速ストレートで、ワンパンチノックアウト。

・IBF世界バンタム級王者、エマヌエル・ロドリゲス選手を2回で粉砕。ボディを受けたロドリゲス選手が、苦悶の表情を浮かべながらコーナーに首を振るシーンが印象的。

まるで、怪物と人間がボクシングで戦っているかのような、凄惨極まりない試合内容で、正に今が全盛期と言えるでしょう。

対するドネア選手は、ここ数年負けが込んでいます。

フェルナンド・モンティエル選手を、左フックで痙攣させ、側頭部を陥没させた試合や、西岡利晃選手が、文字通り手も足も出なかった試合のような、あの神がかった全盛期の輝きは見られません。

ここ2試合はWBSSに参加するため、適正階級であるバンタム級で試合をしていますが、勝利はしてはいるものの微妙な内容と言わざるえません。

振り返ってみましょう。

・WBAバンタム級スーパー王者ライアン・バーネット選手にラッキーな4回TKO勝利(バーネット選手がパンチを出した際に腹斜筋を痛め自滅)  

・ゾラニ・テテ選手の代役、ステフォン・ヤング選手に序盤手こずりながらも、6回に左フックでワンパンチノックアウト。

バーネット戦は、彼が自滅すまでは上手くさばかれていましたし、ゾラニ・テテ選手の代役で出てきたヤング選手には序盤スピードに苦しみ、クリーンヒットも何発かもらっていました。

おそらく相手がテテ選手であったら、判定か終盤KOで負けていたと思います。

運命の試合

はっきり申し上げて、ドネア選手がWBSSに出場すると聞いた時、少し落胆しました。

間違いなくボクシング史上に名を刻んだレジェンドですが、全盛期はとうに過ぎています。

しかもフェザー級からバンタム級まで2階級も体重を落としての参加は、ドネア選手の年齢を考えると間違いなく悪影響であり、今を輝くライアン・バーネット選手や、ゾラニ・テテ選手に勝てるはずがなく、

それならば、もっと若く勢いのある、フィリピンのレイマート・ガバリョ選手や、賛否あると思いますが、ルイス・ネリ選手を、出場させてほしいと思ったのです。

しかし経緯はどうあれ、井上選手の相手として決勝に残ったのは、ノニト・ドネア選手です。

ノニト・ドネア選手は井上選手にとって憧れの存在でもあります。

高校時代アマチュアボクサーだった井上選手が、当時戦慄的なノックアウトを連発し、世界に衝撃を与えていたドネア選手の、左フックのタイミングを自分のスタイルに取り入れようと努力したと言います。

現にドネア選手が来日した際に直接指導を受けており、スーパーフライ級中期あたりまでは、ノニト・ドネア選手の影響を色濃く感じさせる、カウンターパンチャースタイルでした。

そんな井上選手も、以前のドネア選手のように世界で最も評価されるボクサーへ成長しました。

軽量級における新旧のスターであり、旧知の中でもある二人の天才が、日本で拳を交えるのです。これはもう、赤い糸で結ばれた運命の試合と考えて楽しむしかないでしょう。

予想は井上、しかしドネアには一発があり井上にも弱点がある

前置きが長くなりました。本題である試合予想ですが、

井上選手の8回TKO勝利とさせていただきます!

全盛期は、驚異的な身体能力を生かした、抜群のステップワークを持っていたドネア選手ですが、現在はスピードが衰え、ベタ足で左フック頼みの単調なボクシングスタイルになっています。

そう考えると、初回から井上選手の攻撃に掴りそうな気もしますが、そこはフェザー級での経験もあり、バンタム級時代は効いたそぶりも見せなかった、打たれ強いドネア選手です。

これまでの選手のように、秒殺されることはないと思います。

井上選手も、尊敬するドネア選手と試合をする事で緊張し、必要以上に慎重になる可能性もあります。

ボディを交えた井上選手の、慎重かつ正確な攻撃で、じわじわとドネア選手の体力を奪い、8回あたりにレフェリーストップが入る展開を予想します。

しかし、ドネア選手が番狂わせを起こす可能性も無くはありません。衰えたと言われながらも、一発の威力は健在です。

井上選手がこれまで顔をのぞかせた数少ない弱点、具体的に言えば、

・エマニュエル・ロドリゲス戦の初回で見せた極度の緊張からくる、動きの硬さ。

・ジェイミー・マクドネル戦での畳みかけの際に若干見せた、攻撃の雑さ。

この2つの要素が、大舞台である事と、ドネア選手の打たれ強さによって露呈した場合、早い回で一発で仕留められる可能性もあります。

また、ライアン・バーネット選手の自滅や、ゾラニ・テテ選手の欠場といった、今大会における、ドネア選手の運の強さも不気味です。

決して、巷で言われている様な、楽勝ムードとはいかないでしょう。

まとめ

今回はWBSS決勝戦、井上尚弥VSノニト・ドネアについて、いろいろ語ってみました。いかがだったでしょうか?

僕が井上選手同様、全盛期ノニト・ドネア選手に、心酔しているからというのもありますが、巷の井上選手の楽勝ムードには賛同できません。

井上選手が有利なのは確かですが、井上選手にも弱点はあり、番狂わせが起こる可能性もある事を強調したいと思います。

また、この試合は二人の天才の美しい物語を背負った運命の試合でもあります。そういった部分も含めて楽しんでいただければ幸いです。

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